当院(クリニック)でのリツキシマブの投与
- 0205年12月17日
- 講演会・セミナー・学会発表
2025年11月に開催された日本臨床リウマチ学会で看護師の松田さんが口頭発表しました。
リツキシマブがリウマチ性疾患に使用されています。
日本において、リツキシマブをクリニックで点滴している例はありようですが、調べた限り1回目の点滴から行っているかどうかを確認できませんでした。一般的には入院で行われていますが、当院は、治療環境において世界を見据えて行っているため、患者さんの日常生活を可能な限り自宅で過ごしてもらうという考えのもと、1回目の点滴から当院で行っております。全身性エリテマトーデス、全身性硬化症(旧名:全身性強皮症)、ANCA関連血管炎に行っています。
発表: 当クリニックにおけるリツキシマブ投与の実践
リツキシマブは、1990年代からリンパ腫などの患者に投与され治療成績を大きく改善した。リウマチ性疾患では、2021年には全身性硬化症、2023年には既存治療で効果不十分なループス腎炎に適応となった。
IRは重篤な症状も認めらるため、安全に投与をするためのリスクマネジメント、IR発現時の症状の特徴を理解し患者指導を行い、IR 発現時には適切かつ迅速に対応することが重要であると言われている。
当クリニックでは、リツキシマブ投与によるIRへのリスクマネジメントと対策を構築し外来通院にて投与を実施している。2024年1月より全身硬化症の患者に、2024年5月よりループス腎炎の患者に外来にて投与を開始した。
リツキシマブの投与を安全に実施するためには、導入以前にハード面とソフト面を共に整備し、常にリスクマネジメントを意識しながらスタッフ教育および患者指導を実施することが必要である。